ポケモンSV ダブルバトル S33 603位
ダブル初心者ですが、S33で3桁順位を取れたので構築を公開します。上から殴ることをメインにした構築なので、初心者にも扱いやすいと思います。
(シングルは第五世代からやってるけど4桁...)
構築経緯
ダブルはシングルと比べると攻めが強いルールだと感じたので、高速・高火力で相手をぶん殴ることにした。いかくが多いこと、ディンルーがシングルと比べて明らかに少ないことから特殊技メインで攻めることにした。
アタッカーの伝説枠として、とくこう・すばやさが高い黒バドレックスとミライドンを選択した。ガオガエンが多いので黒バドはかくとうテラバースト型、ミライドンは等倍のポケモンをたいてい一撃で倒せるようにでんきテラスにした。
サポーターとして、おいかぜとアンコールが使えてアタッカーの攻撃前にうそなきを使えるエルフーンと、まもるでおいかぜを枯らしてくる相手に対して(相手の)黒バドの上からアンコールを使え、黒バドにテラスを切れなかった時にあくタイプに強そうに見えるテツノブジンを採用した。
サブアタッカーとして、まもるの択を無視できて、さらにドーブルのタスキを貫通して倒せる水ウーラオスを採用した。
最後に、相手にトリルをはられた瞬間ほぼ負けが確定するので、耐久が高く、トリル封印ができ、ついでに相手にねこだましを躊躇させられるリキキリンを採用した。
個体紹介
並びは日本語の五十音順。機械的に配置を決めることで、相手に選出パターンやギミックを悟られなくする狙い(効果があるかは不明)。
ウーラオス
いじっぱり、H4 A252 S252
特に調整先が決まらなかったのでAS全振り。ゴリランダーがよく出てくるのでHPを16nにした。
ハチマキウーラオス。他のメンバーではタスキドーブルをワンパンできず、2匹で殴りに行くのはまもる、ワイドガードなどの択になるので、脳死のすいりゅうれんだで倒しに行く。ドーブルのねこだましを防ぐためにゴーストテラス。ガオガエンも倒せる。
エルフーンのおいかぜと組み合わせて黒バドを殴りに行くこともあるが、水テラスやスカーフの場合もあるのであまりやらない。というか、ドーブル入り以外にはほとんど出していない。
こだわり系のウーラオスはとんぼがえりを覚えていることが多いと思うが、低耐久のポケモンが多いチームなのでとんぼは無し。モロバレルを2発で倒せるようにアイススピナーを入れたが、ほとんど打たなかった。ミライドンの邪魔になるのでれいとうパンチの方が良かったかも。
エルフーン
おくびょう、H228 D252 S28
おいかぜでハバカミ抜き、残り耐久。範囲技に巻き込まれて倒されるとかわいそうなのでとくぼう重視(白バドのランスはどうせ耐えない、グラードンのだんがいのつるぎは普通に耐える)。
おんみつマントエルフーン。基本的にはおいかぜを打った後にうそなき、アンコールでサポートする。火力はほとんどないので、まもる択を気にせずにタスキを削れるようにマジカルシャインにした。相手のいたずらごころ対策にあくテラス。黒バドの攻撃を受けるのにも一応使えるが、ほとんど切らなかった。
うそなきはいやなおと、きんぞくおんと違って命中100%なのでサポートとして安定するが、物理禁伝はクリアチャームが多いのでもちものがわかるまでは打たない方がいい。ミライドンのテラスイナズマドライブと組み合わせてテラパゴス、ルナアーラを一撃で倒せるのが強かった。
テツノブジン
おくびょう、C252 D76 S180
とくこう全振り、すばやさはとくこうより高くするついでにテツノワダチ抜き、とくぼうが低いので残りはとくぼう。
ブエナブジン。最初はムンフォはどうだんワイガまもるでザマゼンタみたいに使えると思ったが、実際には火力も耐久も足りていなかったのでアンコールとかなしばりでサポートする型にした。おいかぜが切れてからも黒バドの上から動けるのが強かった。ワイドガードを警戒される事が多く、単体技で狙われやすいのでまもるでアドを取りやすい。いたずらごころとエスパー技を無効化するためにあくテラスにしたが、ほとんど切らなかった。
サポーターなのでタスキ削りのためにマジカルシャインにしたが、とくこうが結構高いのでムンフォでも良かったかも。
バドレックス
おくびょう、H4 C252 S252
タスキなのでCS全振り、ゴリラ意識でHPを16nにした。
タスキバド。イーユイ、ガオガエンで対策されていることが多いので、かくとうテラバーストで返り討ちにしつつ火力を上げて全抜きを狙った。いななき阻止のためにまもるを打たれることが多いので、アンコールで置物にする動きが強かった。この構築はエルフーン、テツノブジンもアンコールを持っているので、1回アンコールが入れば交代されない限り置物にできた。
おいかぜが切れてからの同速勝負がだるかったが、多分半分くらいは勝っていたと思う。
ミライドン
おくびょう、H132 C212 S164
ゴリラ意識でHPを16n、すばやさは188らへんが激戦区になりそうだったのでちょっと高め、残りはとくこう。
メガネミライドン。基本選出が低耐久のポケモンだけでできているので、ボルトチェンジもりゅうせいぐんもない変な型になった。基本的にはイナズマドライブとマジカルシャインしか打たないので、残りの技はグラードンに奇襲しつつハバタクカミにも等倍で入るソーラービームと、命中安定で連打しても置物にならないりゅうのはどうにした。りゅうのはどうは1回も打たなかった。
基本的にはイナズマドライブを打って、相手を1匹か2匹倒すことを意識していた。でんきが通らなさそうなチームや、フェアリーの通りが良さそうなチームに対してはマジカルシャインを打つようにした。ゴリランダーに不利なように思えるが、ゴリランダーはねこグラスラウドハンとんぼが多かったので、エルフーンミライドンの並びに対してあまり仕事ができず、うそなきとマジシャを打っているだけで有利になっていくことが多かった。
チョッキグラードンは乱数でしか倒せないが、黒バドの起点にできるので悪くなかった。
リキキリン
おだやか、H228 B124 D156
配分はかなりテキトー。HPを16n、ぼうぎょを2n、とくぼうを11nにした。
エレキシードリキキリン。白バド、ルナアーラ、イエッサン、リキキリンなどのトリルを貼りそうなポケモンが複数いる場合に選出した。ふういんでトリルを封じた後、てだすけやイカサマで火力をサポートする。トリル返し読み(またはふういん読み?)で攻撃されることが多かったのでふういんはあまり決まらなかったが、耐久が高いことと、隣のミライドンが1~2ターンに1匹は相手を上から倒せたことから意外と長生きできた。テラスはあく半減とイカサマ強化のためのあく。エレキシードなのではたきおとすではほとんど削れないのが強かったが、ミライドンにテラスを切ることが多かったのであまり切らなかった。
このポケモンの強みは相手に先制技を躊躇させられる点が大きく、初手にエルフーンミライドンでスタートすると、相手のガオガエンやゴリラは大抵ねこだましを打ってこなかったので、チームに入れていただけで仕事をしていたと思う。
戦い方
⚫︎選出について
・基本選出
基本的にはエルフーンミライドン + テツノブジン黒バド。テラスはほとんどの場合ミライドンでたまに黒バド。おいかぜ、うそなきを利用して、ミライドンがやられる前に相手を2匹倒すことを目指す。大抵2ターンか3ターンで自分のポケモンのどちらかはやられるので、黒バドかテツノブジンを出す。相手はおいかぜが切れるターンはまもることが多いので、アンコールで置物にする。
・相手にひらいしんがいる場合、またはでんきの通りが悪い場合
エルフーン黒バド + テツノブジンミライドン。テラスはほぼ黒バド。黒バドは大抵ガオガエンやイーユイなどで対策されているので、かくとうテラバで倒しにいく。あくタイプ以外にはうそなきも使えるので、黒バドだけで3~4匹倒せることもあった。
・相手にドーブルがいる場合
エルフーンウーラオス + リキキリン以外の誰か(のことが多かったが、基本選出で行くこともあった)。ドーブルは先発に出てきやすい気がするので、ウーラオスで倒しに行く。ウーラオスはねこだましを打たれることが多いので、ゴーストテラスで無効化しつつ倒しに行く。相手が黒バドを出してきた場合はおいかぜと合わせて黒バドを倒しに行く場合もあった。
・トリル役が複数いる場合
リキキリンミライドン + 誰か(相手による)。リキキリンでふういんを使いつつ、ミライドンで相手を倒しに行く。2ターン目からはてだすけで火力補強できるので、リキキリンがやられる前に相手を2匹倒すことを目指す。リキキリンが倒されるまでに相手を消耗させておくことで、トリルをはる余裕がなくなっていて勝てることが多かった。
⚫︎よくある相手の先発
・ミライドンルナアーラ
結構よく当たった気がする。ミライドンがボルチェンでガチグマに交代、ルナアーラは多分トリルという動きが多かった。トリルをはられたらほぼ負けなので、うそなき+テラスイナズマドライブでルナアーラをワンパンする。ミライドンはガチグマにやられるが、その後にテツノブジンを出すとガチグマは守ってくることが多かったので、アンコールで置物にした。最悪アンコール+かなしばりで止めればどうにかなる。
・グラードンハバタクカミ
なぜか最終日に2回連続で当たった。ハバカミがこごえるかぜでグラードンがだんがいのつるぎという動きが多かった。グラードンがエルフーンミライドンの前でまもるやテラスをすることはないので、おいかぜ+ソーラービームでグラードンを奇襲する。グラードンがチョッキだとH振りだけでも乱数だが、ミライドンが倒されたところに黒バドを出せば相手は交代せざるを得ない状況にできた。ハバカミはほぼ確実にタスキかノーマルテラスを持っているので、無闇に攻め込まずに黒バドまもる、エルフーンマジシャという動きを入れて様子を見るようにしていた。
・パオジアンザマゼンタ
ミライドンより遅いパオジアンが多かった気がする(早ければほぼタスキ、遅かったとしてもいじっぱりのタスキの可能性がある)。パオジアンはミライドンにアイススピナーかカタストロフィ、ザマゼンタは多分エルフーンにヘビーボンバーだったと思う。パオジアンがエルフーンを倒す場合もあった。うそなき+イナズマドライブ、またはおいかぜ+テラスイナズマドライブでザマゼンタをワンパンする。パオジアンはタスキという前提で、エルフーンやテツノブジンのマジシャで削るようにしていた。
感想
途中まで同じ構築で8000位くらいをうろうろしていたので、終盤で少しは上達できたような気がする。最終日(8/31)に2戦しかできなかった(なぜか両方グラードン入り)ので、次はもう少し上の順位を目指したい。
レギュJは幻枠を今の所モモしか持っていないので、今までと同じような感覚でやることになると思う。アルセウスとマギアナが強そう。。。